こかげむら

ゲーム好きな理系大学生のお話

テキサスホールデムの基本的な確率の話

テキサスホールデムはギャンブルではなく,実力のゲームです.

いかに期待値の高いプレイをすることができるかが結果に大きく影響します.

なので,テキサスホールデムにおいては基本的な確率を暗記,または計算できるようにしておくと非常に有利になります.

実際にテキサスホールデムで稼いだお金だけで生活しているプロもいます.

今回はテキサスホールデムの戦略を構築する上で欠かせない確率の話です.例えば,下の画像のような盤面にダイヤが2枚,手持ちカードにダイヤ2枚の状況の時,相手がレイズしてきました.現時点では自分は負けていそうですが,4枚目or5枚目でダイヤのカードが落ちれば『フラッシュ』が完成して勝てそうです.

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では4枚目or5枚目のカードでダイヤが落ちる確率は何%なんでしょうか?

ダイヤのカードは見えている4枚のダイヤを除いて9枚あります.従って4枚目でダイヤが落ちる確率は,相手の手札を考慮しなければ9/(52-5)=0.19で19%です.

ですが,ポーカーのプレイ中にこんなことを正確に計算している暇はないので,勝率を求める裏技があります.それが2倍,4倍の法則です.

  1. まず4枚目,5枚目で落ちたら自分が勝てそうなカード(アウツ)の枚数を数えます(今回だとダイヤのカード9枚)
  2. 4枚目でアウツが落ちる確率は アウツの枚数x2 % (今回だと18%)
  3. 4枚目or5枚目でアウツが落ちる確率は アウツの枚数x4% (今回だと36%)

というように計算します.結果に少し誤差はありますが,大体合っています.この勝率を計算し,相手のレイズに対してコールをすべきなのか,それともフォールドか,自分がレイズするならいくらレイズすればいいのかなどを考えて戦略を構築していきます.これはオッズ理論という考え方で,テキサスホールデムに限らず,何か論理的に決断を下す時に必要な考え方でもあります.オッズ理論についてはまた今度書こうと思います.